「ロックンロールには哲学がある。たとえば、“残りの人生ハッピーでいたきゃ、きれいな女と結婚するな”。いったい誰がこれに反論できる? イマヌエル・カントがこれに反論できるか? これを間違ってるって言える奴が、世の中に一人だっているか? いやしない。男なら誰だって、俺みたいに薄っぺらで中身のない男でさえ、それが真実だってことを知っている。もっとも、たいていの女はきれいなんだ。女たちには、特別いい思いをさせてやるべきだ、人生で今が一番って思いをだ。そしたら、そんな人生で最高の日にきれいに見えない女なんか、いやしない。」
(トム・ジョーンズ「ワイプアウト」)