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Lubricate us with mucus. ──2nd season 盈則必虧編

   汝自己のために何の偶像をも彫むべからず

( ゚Д゚)<夢のなかで走ろう

「ディルタイの『ゲーテ』を走り読み。激越な印象がぼくの心をひっさらって行く。どうして人は自分自身に火をつけて火のなかで滅ぶということができないのだろう? あるいはまた、命令が聞えなくてもその命令に従うということができないのだろう? あるいはがらんとした自分の部屋の真中で安楽椅子に腰をおろして、寄木細工の床をじっと見つめていることができないのだろうか? また、山中の谷あいで「前進!」と叫び、岩間のあちこちから幾人かが応答するのを聞き、彼らがこっちへやってくるのを見るということが、どうしてできないのだろうか?」
(フランツ・カフカ『日記(一九一四年)』)
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