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Lubricate us with mucus. ──2nd season 盈則必虧編

   汝自己のために何の偶像をも彫むべからず

( ゚Д゚)<もうおちりしか愛せない

「おちり、おちり、おちり万歳ですな! イヤ、先生、お骨折りかたじけない! 新しい生徒をお世話ねがえて、まったく、あだやおろそかには思いませんよ! もしもこうしてだれもかれもみんな小さくできるものなら、わたしらは今よりもまだ二倍は大きくなっているところなのですがな! おちり、おちり、小さなお尻。先生はお信じになりましょうか──わたしらによって人工的に子供にされ、縮小された大人たちのほうが、自然な状態の普通の子供たちよりもはるかにすぐれた本校の構成要素をなしておるということですが。お尻、おちり。生徒なしには学校はないし、学校なしには人生はないというわけですて! では、これからもひとつ宜しく。うちの学校は、疑いもなく、御支援をいただくだけの値打のある学校ですからな。純潔な邪気のないおちりを作るわれわれの教育方法は、ほかに類のないものです。一体となった教授陣はその点とくに配慮したつぶよりのものでしてね。その一体性を見てやっていただけますか?」
(W・ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』)
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