忍者ブログ

Lubricate us with mucus. ──2nd season 盈則必虧編

   汝自己のために何の偶像をも彫むべからず

( ゚Д゚)<誠実の値段

篠塚 ……大切なのは“届くか届かないか”ではなくて、誠実にやってるかどうかだと思うんですよ。現代の音楽はどちらかというと“どうやって届けるか”という方法論が先に来ちゃってるんじゃないかなって。それが全部とは言わないですけど、多くの人が“(今の音楽は)面白くない”と感じてるのは、そこだと思うんですよね。それがマジックだってことがわかっていて、みんなでタネを探してるだけというか。“音楽の魔法なんてないんだよ感”がすごく悲しいんですよね、僕は。商業ロックの存在も悪くないと思うけど、それだけになっちゃうのはマズイよなって。もちろん、届ける側の責任もあると思いますけどね。メディアも業界も僕らも。ただ、ひとつ言いたいのは──これはあくまでも僕の好みですけど──チャラい気持ちで音楽をやらないでほしい。……まあ、僕らだけで今の状況を変えられないのもわかってるんですけどね。このシングルが売れようが売れまいが、僕が何を歌ったとしても、何も変わらないので。それは知ってるんですけど、「ダサイ」って言われたり数字が出なくてもいいから、聴く側がもっと音楽を信じられるようになってほしいな、と。
────少なくとも“それでも世界が続くなら”のライブを観た人は“この人たちは本気でやってるな”ということがわかってると思いますけどね。イベントに出演すると、明らか雰囲気が違うし。
篠塚 え、僕らですか?(笑) 自分たちではよくわからないですけど……面白いですね。
────まず「盛り上がっていきましょう!」みたいなことは一切言わないじゃないですか。“自分たちが信じている音楽を演奏する”ということだけが中心にあって、そのほかの装飾は何もないっていう。
篠塚 なくなっちゃったんですよね。」
(篠塚将行インタヴュー「それでも世界が続くなら - バンド初となる今回のシングルにつけられたタイトルは『僕らのミュージック』。篠塚のまっすぐな思いを聞いた」http://www.m-on-music.jp/0000095498/)
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

プロフィール

HN:
trounoir
性別:
非公開

P R