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Lubricate us with mucus. ──2nd season 飛翔編

   Be fierce as fire is fierce.

( ゚Д゚)<存在の劣悪

「ウィリアム「D・D お互い白々しい冗談は止そうじゃないか!
   ボクは君が望むならいつでも君の父親の事を教えてやる
   そしてその後でボクと君とで賭けをしようじゃないか!
   君がそれを理由に……つまり
   “いつも心の中で父親の事が引っ掛かっているため他の何事にも集中しきれない”とか
   “父親がそんなふうだから自分もまともな人間になれるはずがないんだ”とか
   言い訳を用意しながら生きてゆく事になるのか
   それとも……さて……どうなるか……」
ダドリー「何を考えてるんだ? あんたは……」
ウィリアム「だから! 君と賭けをしてみたい」
ダドリー「オレはあんたの言う事なんか信じない! あんたは嘘つきだ!
   それにこれだけは言っとくがな
   あんたはジュニアを情けない奴だと言うけど!
   けれど40にもなって子供の我侭ひとつ受け入れてやる余裕さえないあんた方が
   オレには余程情けなく見える!
   あんたはそうは思わないのかい ウィリアム!?」
ウィリアム「なかなか……言うじゃないか!
   嫌いな相手にはどんな手を使っても勝ち越したいって訳だ……いやな性格だ!」
ダドリー「ここでいいよ! 停めて降ろしてよ!」
ウィリアム「まだ10マイルはあるぞ!」
ダドリー「歩く!」
ウィリアム「では! どうぞ!」
〈キイッ〉
ウィリアム「D・D! 父親の件! これは忠告だ
   知らなくていいと言うなら一切邪推はするなよ!
   それができないならいっそ何もかも知った方がましだ!」
ダドリー「余計なお世話だ!」
ウィリアム「ボクは君の世話をやいてみたいんだ」
ダドリー「あんたは嘘つきだ!!」
ウィリアム「そうだ! そして君もね D・D!
   本当はジュニアの心配なんかした事なかったくせにね!」
ダドリー「…………」
〈バタン〉
ウィリアム「おやすみ 嘘つき!
   君の性格の悪さはボクによく似ているよ!」」
(三原順『Sons』)
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