忍者ブログ

Lubricate us with mucus. ──2nd season 盈則必虧編

   汝自己のために何の偶像をも彫むべからず

( ゚Д゚)<自然描写の異常進化3

「多くの創部や四肢切断後の断端部は独特のアンモニア臭を放つ。慣れない外科医はそれを感染兆候と勘違いしがちだ。ICRCの外科医たちはその匂いを「よい嫌な匂い(good bad odour)」と呼んできた。これは、創からの浸出液に含まれるタンパク質の分解産物の匂いであり、全く正常なものである。感染が原因の「悪い嫌な匂い(bad bad odour)」とは区別しなくてはならない。また、ドレッシング材を手術室で取り除くと、創が黄色い膜で覆われていることを目にすることがある。ここでも、この黄色い膜と感染性の膿を区別しなくてはならない。待機的一次閉創は決して感染の存在下では施行してはならないが、フィブリン〔線維状タンパク質〕の存在は創傷治癒には影響しない。」
(『武力紛争やその他の暴力を伴う事態における資源が制限された中での医療支援 vol.2』)
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

プロフィール

HN:
trounoir
性別:
非公開

P R